『Bumpkins putting on airs』
by ALPOA
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![]() 〒562-0035 大阪府箕面市船場東1-9-6 南側1F TEL&FAX:072-744-7739 <OPEN> 12:00~19:00 <CLOSE> 木曜日 homepage online store location contact about list of items 「how to order」 -通信販売について- ------------------------------ ・・・・・ ------------------------------ OUTER VEST SHIRT CUT&SEWN KNIT-WEAR PANTS SKIRT ONE-PIECE/TUNIC SHOES BAG HAT/CAP MUFFLER/STOLE GLOVE SOCKS/LEGGINGS/TIGHTS BELT ACCESSORY etc. products for us ------------------------------ 2023.05 2023.04 2023.03 2023.02 2023.01 2022.12 2022.11 2022.10 2022.09 2022.08 2022.07 2022.06 2022.05 2022.04 2022.03 2022.02 2022.01 2021.12 2021.11 2021.10 2021.09 2021.08 2021.07 2021.06 2021.05 2021.04 2021.03 2021.02 2021.01 2020.12 2020.11 2020.10 2020.09 2020.08 2020.07 2020.06 2020.05 2020.04 2020.03 2020.02 2020.01 2019.12 2019.11 2019.10 2019.09 2019.08 2019.07 2019.06 2019.05 2019.04 2019.03 2019.02 2019.01 2018.12 2018.11 2018.10 2018.09 2018.08 2018.07 2018.06 2018.05 2018.04 2018.03 2018.02 2018.01 2017.12 2017.11 2017.10 2017.09 2017.08 2017.07 2017.06 2017.05 2017.04 2017.03 2017.02 2017.01 2016.12 2016.11 2016.10 2016.09 2016.08 2016.07 2016.06 2016.05 2016.04 2016.03 2016.02 2016.01 ------------------------------ 掲載している記事や画像の 無断での複写・転載は ご遠慮くださいませ ------------------------------ タグ
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またまた登場してしまいました 『箕馬』でございます 初登場の際に私の経歴に触れましたが 新聞記者というものを少しばかり経験しておりまして その名残からとある施設を取材し 今回は訪問記の体裁で作文してみました 拙い取材力・文章力ではございますが お暇つぶしにどうぞ --------------------------------- 自然の恐怖を銘記せよ―― 天災による惨事を記録した施設 「災害大国」という不本意な呼称がつけられて久しい我が国 いつ起こるか予測不能な天災に対し どのような備えが必要なのであろうか 6400人超の死者を出した阪神・淡路大震災から 今年で丸14年が経過した この未曾有の災禍を風化させないよう 兵庫県下をはじめとする各地にさまざまな施設が存在している 今回はそのひとつである兵庫県西宮市の 「仁川百合野町地すべり資料館」を探訪した やすらかに――34名の方々へ 阪急電鉄今津線「仁川駅」で下車 取材日が日曜日ということもあり 阪神競馬場への来場客で賑わう同駅だが 目的地側である反対側の西口は穏やかそのもの 東西に流れる二級河川・仁川沿いを歩いていると 時間の流れがゆっくりと感じられた せせらぎが聞こえるほど閑静な住宅街 心が洗われるような気分を味わいつつ歩くこと約20分 目に飛び込んできた慰霊碑に背筋を正した ![]() お参りに来る方が絶えないことが窺われた 「やすらかに」と刻まれた石碑の背面には 「1995年1月17日 阪神大震災地すべり犠牲者の碑」 「仁川百合野町 26名 仁川町六丁目 8名」 と刻まれている この地で土砂に飲み込まれた全ての方々へ 哀悼の意を込め合掌した 自然の恐怖を再確認 「仁川百合野町地すべり資料館」は 1997年3月に兵庫県が設立した2階建ての建物で 慰霊碑から坂を上ってすぐのところにある 入館して記帳を済ませ パンフレットを手に取って見学させていただいた ![]() まずは2階の展示室Ⅰへ入室 こちらは「地すべり」とは何かを説明したパネルや 仁川百合野町地区の地すべり前後の航空写真 被災後の地すべり対策工事の経過を記録した施工写真 そして対策工事の仕組みをわかりやすく表現した ジオラマ模型などが展示されている ![]() 同館案内員の道元忠男さんは 「地すべりが起こった原因のひとつとして 地下水の浸透による地盤の弛緩が挙げられる 地震の揺れにより地下水が流れ込んで弱化した粘土層の上の 盛り土がすべり落ちたのだろう」 と述べる 地すべり直後の航空写真が 一瞬のうちに34名もの命を奪った土砂の恐ろしさを物語っている ![]() 再発防止に向けての施工 地すべり対策に最も重要な手段は 地下水の排除であることから 集水井(井戸) 横ボーリング 井桁よう壁 などで地層に浸み込んだ水を除去するシステムを構築 また重さ約1トンの抑止杭を142本打ち込んで 地盤のずれが生じないようにすることで 地すべりを最小限に食い止められるような対策を講じている ジオラマ模型は100分の1スケールで 対策工事を立体的に表現している ボタンを押すことで地盤が開き 地中の施工の様子が確認可能となっている 断面も視認できるうえ 音声ナレーションによる解説も聞くことができる ![]() 「元の姿」を目指して 展示室Ⅱでは六甲山系周辺の土砂災害危険箇所を示すパネルと 阪神・淡路大震災の被災写真が展示されている 神戸市長田区の住宅密集地での火災は 当時テレビで報道されていたが 同区では土砂災害もあった模様 へしゃげた三菱銀行(当時)兵庫支店ビルの写真など 惨状を伝える20枚の写真を閲覧できる ![]() ![]() 仁川百合野町地区に設置された各種計器類が 日常ゆっくりと起きている地すべりを計測し 集計したデータが兵庫県庁へ自動送信されている わずかな異常を見逃さないよう最新技術を駆使している 1階には50名を収容できる放映室があり 県土木部砂防課が制作したビデオを見ることができる 土砂災害の恐ろしさと県が講じた対策を解説した映像で 「傷ついた町はゆっくりと元の姿を取り戻す」 というナレーションがとても印象的だった 惨害を銘記し防災意識を高めよ 同資料館設立の目的について道元さんは 「大災害による甚大な被害をこうむっても 時間とともに忘れてしまうのが人間 我々は自然の恐ろしさを伝えていくとともに 日頃からの防災意識を高めてもらえるよう努力している 今の小学生はすでに阪神・淡路大震災を知らない世代 あの惨事を語り継ぐことで再発防止に努めていきたい」 と語った 毎月平均200名ほどが来館するそうだが 例年1月は追悼者が多く 他の月をはるかに上回る来館者数であるそうだ 災禍を風化させないよう たくさんの方の目に焼き付けてもらいたい ◆施設詳細とアクセス 「仁川百合野町地すべり資料館」 西宮市仁川百合野町10-1 県立甲山森林公園の東隣 開館時間 10:00~16:00 休館日 毎週月・木曜日 入館料 無料 問い合わせ先 0798-51-5904 アクセスは阪急電鉄今津線「仁川駅」より約1.6km 仁川沿いを歩いて約20分 森林公園の隣という立地上 ハイキングがてらに訪れる方も多いそうだ 資料館に駐車場がないことや 周辺道路の幅員が狭いことから 自家用車での来館は避けてほしいとのこと written by 『箕馬』
by alpoa
| 2009-06-24 02:19
| 『箕馬』日記
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